【準備その1】お遍路用品の下見へ(お作法なども教えてもらいました)

2019年3月某日、四国八十八ヶ所めぐりの準備として、お遍路用品の下見に「門前一番街」と「1番札所・霊山寺」へ行ってきました。

下見をしたかったお遍路用品

前々から「お遍路を始めるには何が必要なのか」を調べていました。でも、ガイドブックやウェブサイトなどによって、書いてあることは様々…。そんな中、自分なりにリストアップしたお遍路用品が ↓こちら↓。

  • 納経帳:参拝したあとに墨書とご朱印をいただくための帳面。
  • 納札:参拝時に奉納する紙の札。住所・名前・日付・願い事などを書く。
  • 白衣:お遍路さんの正装。袖付きが白衣(びゃくえ)、袖なしは笈摺(おいずる)という。
  • 輪袈裟:白衣の上から首にかける正装具。
  • 金剛杖:弘法大師の化身とされる木の杖。
  • 持鈴:読経のときに振る鈴。魔除けや獣除けとして使われる。
  • 経本:お経が書かれている本。たとえ暗記していても、経本を見ながら読む。
  • 念珠:数珠のこと。真言宗では108個の珠がついたものを使うが、手持ちの数珠でもよい。
  • さんや袋:納経帳・納札などのお遍路用品を入れるカバン。頭陀袋ともいう。

これらのお遍路用品はネット通販でも購入することができますが、色・形・サイズなどを自分の目で確認するため、「門前一番街」と「1番札所・霊山寺」へと出かけたんです。

まずは1番札所・霊山寺向かいにある「門前一番街」へ

「門前一番街」は、第1番札所・霊山寺の西側すぐにあるお店です。参拝用品だけでなく、みやげ物や食事処もあります。4つの建物が、庭園を囲むように建ち並んでいます。

  • :四国のおみやげ(巡拝用品も多数あり)
  • :民芸品
  • :お食事
  • :巡拝用品
門前一番街 案内図
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まずは、門前一番街の専用駐車場(無料)から見て手前左側の建物に入ると、様々なお遍路用品が並んでいました。

白衣を試着させていただきました
店内には試着用の白衣も用意されており、早速お試しさせていただくことに。私は身長175センチのややガッチリ(ポッチャリとも言う…苦笑)した体型なのですが、はじめは「Lサイズでちょうどいいかな」と思いました。でも、寒い日にはさらに厚着することもあろうかと、2Lサイズを選択することに。「白衣は、ゆったり着るのがよい」という情報を目にしたこともありましたので。

もう1つ奥の建物では、さらに多くのお遍路用品が並んでいます。ここで応対をしてくれた女性の店員さんがとても親切で、お遍路に関するいろいろなことを教えていただきました。

門前一番街の店員さんに聞いた、お遍路に関する基礎知識

店員さん:
「これからお遍路を始めるんですか?」
私:
「そうなんです」
店員さん:
「車で回られるん?」
私:
「車や歩き、バスツアーなんかも考えているんです。そんな回り方でもええんですかねぇ?」
店員さん:
「もちろん、大丈夫ですよ。移動手段も、めぐる順番も、ご都合に合わせて自由にお決めになったらええんです。」

こんな感じで気さくに話しかけてくださる店員さんから、他にもこんな情報が。

納経帳はデザインだけでなくサイズも大事

店員さん:
「移動手段がクルマ中心だったら、大きめの納経帳がオススメですよ。ほら、迫力が全然違うでしょ?」
と、実際に墨書とご朱印の入った大小2つのサンプルを見せていただきました。

私:
「確かにそうやなあ…。せっかく頂戴するなら、大きく書いてもらうのがええなぁ~」
と感心。お話を聞いてなかったら、少しでも身軽にしようと、小さめの納経帳を選んでいたと思います。

今度は私からこんな質問をしてみました。

私:
「持鈴って、持っとくべきですか?」

すると、興味深い答えが返ってきたんです。

お遍路用品は自分に必要なものだけを揃える

店員さん:
「持鈴は必要ないと思いますよ。お遍路を始めたばかりのときはお経を読むだけでもひと苦労やから、それに合わせて鈴を振るのは難儀します。読経は、まずは黙読からでもええんです。もし先達さんが付いてる団体さんがお参りしてたら、その横で真似してお経を読むのも良い練習になりますよ。」

ガイドブックには載っていなかった、貴重な情報をいただきました。店員さん、ありがとうございました!

しばらく店内を見て回っていると、次々にお客さんが来店。中には、お遍路がどんなものか下見するために来たという奈良県のご夫婦や、オーストラリア(オーストリアかも…。苦笑)から来たという若い女性の姿も。あらためて、お遍路の人気ぶりが伺えました。

その後も続々と来られるお遍路さんの様子を拝見していると、「金剛杖」を持っている人が少なかったことに少々驚きました。なぜなら、私がこれまでに調べてきた情報によると、金剛杖は“必需品”としているものが多かったからです。用意すべきお遍路用品に絶対的な決まりはなく、個人個人で自由に選んでいいんだとわかりました。

次に1番札所・霊山寺の納経所へ

霊山寺 総合案内所

霊山寺の仁王門から東へ歩いてすぐの納経所は総合案内所となっており、お遍路用品も販売しています。ちなみに、総合案内所の前にも無料駐車場があります。

霊山寺総合案内所で販売されている納札
霊山寺総合案内所で販売されている納札

ここには、事前にネット通販で見つけていた「納札」と同じものが置いてあったので購入。200枚入りで、お値段は216円(税込み)でした。ちなみに、門前一番街でも納札は販売されているのですが、種類が違うんです。

門前一番街の納札は、住所を市区町村まで記入するようになっていたり、年齢を書くところまであったりします。一方の、霊山寺総合案内所の納札は、記入事項が「日付」「住所」「名前」のみでシンプルな内容です。

まとめ

今回はお遍路用品の下見が目的だったので、購入したのは納札のみ。残りの参拝用品は、この日に実際に見たものとネット通販で売られているものを比べた上で、どこで購入するかを決めたいと思います。

門前一番街の店員さんには、たくさんの情報を教えていただきお世話になりました。服装や持ち物などは、好みや都合に応じて自由に決めればいいんですね。カタチにこだわらず、とにかく始めてみることが大事なんだと感じました。