四国にある地方銀行4行と四国経済連合会が実施した調査によると、お遍路さんの数が10数年前に比べて4割も減少しているとのことです。

お遍路さんの数が大幅に減少

この調査は、四国にある地方銀行(百十四銀行、阿波銀行、伊予銀行、四国銀行)と四国経済連合会が実施したもので、四国遍路が世界遺産登録されるのを見据えて行われました。

2018年に行われたアンケートでは、88ヶ寺の参拝者や、第21番札所・太龍寺のロープウェイの利用者は、いずれも10数年前に比べておよそ4割減少しているという結果が出ています。

最近は、芸能人がお遍路している様子を紹介するTV番組なども多く、人気が高まっているのかなと思っていたので、この調査結果は個人的には意外でした。

くわしい調査結果報告書は、下記リンクより閲覧・ダウンロードできます。

「新時代における遍路受入態勢のあり方~遍路宿泊施設の現状・課題等調査~」報告書

宿不足も深刻

また調査では、過疎地域における宿泊施設の不足についても指摘されています。特に歩き遍路の場合は、道中で宿を見つけられないと、長距離の歩行や野宿という過酷な状況に追い込まれてしまいます。ただ現在では、空き家などを活用した民宿や遍路宿などが徐々に増えてきているようです。

四国に住む者としては、このまま四国遍路が衰退してしまうのは何とも寂しい限りです。世界遺産に登録されようか、という貴重な文化をなんとか守り続けるために、私も何か役に立てないかと考えさせられるニュースです。