【初めてのお遍路 体験記】2日目 5番札所・地蔵寺

初めてのお遍路2日目、2ヶ寺目に訪れたのは5番札所・地蔵寺です。広大な敷地の中に見どころいっぱいのお寺でした。

5番札所・地蔵寺にお参りに来ました

4番札所・大日寺の駐車場を出て山道を下ります。ひたすらまっすぐ進むと、右手に5番札所・地蔵寺への道標が見えます。所要時間は、およそ5分ほど。あっという間に到着です。

5番札所地蔵寺への道標

地蔵寺の駐車場

道標にしたがって右折すると、突き当りが駐車場です。駐車場すぐ近くにある山門の手前には売店があり、飴玉や草餅、鳴門金時などが売られています。甘いものは、疲れた体を癒やすのにいいですよね。

5番札所地蔵寺の駐車場

地蔵寺の境内

地蔵寺の山門の向こう側には、大きな木が姿を見せています。

5番札所地蔵寺の山門

樹齢800年を超える大木「たらちね銀杏」

境内の中心に立つ大きな銀杏の木は、樹齢800年を超える巨木で「たらちね銀杏」と呼ばれています。たらちね(垂乳根)とは「母」という意味。まさに、母なる大木です。このような大きな木を見ると、パワーを授けていただこうとしてつい幹に触れてしまいます。

5番札所地蔵寺のたらちね銀杏

美しい音色を響かせる「水琴窟」

水琴窟(すいきんくつ)は、日本庭園で見られる、美しい音色を響かせる仕掛けです。地蔵寺には、本堂横にある地蔵尊の下と、山門をくぐって真正面にある方丈の前の、計2か所に水琴窟があります。

5番札所地蔵寺の方丈前にある水琴窟

水琴窟は、地面の中が空洞になっていて、そこに水滴が落ちることで音が反響するのだそうです。近寄って耳を澄ますと、「ピーン」というきれいな音が聞こえます。石の下側にそうっと水をかけてやることで、音がより響きやすくなります。

大師堂の欄間

大師堂は、たらちね銀杏のそばにあります。大師堂の欄間(らんま)には、色鮮やかな装飾が施されています。

5番札所地蔵寺の大師堂の欄間

地蔵寺の納経所

5番札所地蔵寺の大師堂の納経所

納経所では、白衣、納経帳、線香、ろうそくなどのお遍路用品も販売されていました。壁には、秋に撮影された「たらちね銀杏」の写真が飾ってあります。時期がきたら、黄金色に輝く大木をぜひ見に来たいと思いました。地蔵寺でいただいたご朱印と御影が下の写真です。

地蔵寺のご朱印
地蔵寺のご朱印
地蔵寺の御影
地蔵寺の御影

奥之院 五百羅漢

5番札所地蔵寺 奥之院 五百羅漢への石段

本堂左手の参道を抜けて44段の石段を登ると、奥ノ院 五百羅漢が見えます。

5番札所地蔵寺 奥之院 五百羅漢

弥勒堂、釈迦堂、大師堂が、美しい庭園を取り囲むようにコの字型に建ち並んでいます。

弥勒堂の前で拝観料200円を支払い、資料(写真)と拝観券をいただきました。この資料の中に、「羅漢さん」についての解説が書かれてありました。一部引用させていただきます。

5番札所地蔵寺 奥之院 五百羅漢の資料

羅漢さんとは、お釈迦さんの弟子であり、仏道修行して阿羅漢果という人間として最高の位を得た人である。その羅漢さんを五百人集めたのが五百羅漢であり、その姿は喜怒哀楽の表情をうかべた人間味のある仏さんである。

弥勒堂の中に入ると薄暗く、提灯の明かりがたくさんの羅漢さんを照らしています。羅漢さんの表情はどれも独特で、それらの中から亡くなった身内に似た顔を見つけることができるといわれています。私も、遠縁にあたる故人になんとなく似ている羅漢さんを発見しましたよ。

5番札所地蔵寺 奥之院 五百羅漢の弥勒堂内

大師堂にはたいへん優しい表情をされた弘法大師像があり、そのまわりには四国88ヶ所それぞれの御本尊の仏像が安置されていました。ここだけでも一見の価値があると思います。

5番札所地蔵寺 奥之院 五百羅漢の弘法大師像
5番札所地蔵寺 奥之院 五百羅漢の四国88ヶ所御本尊の仏像

奥之院 五百羅漢の拝観時間は、午前8時から午後4時半までです。


再び境内に戻り、修行大師御尊像に合掌して地蔵寺をあとにしました。

5番札所地蔵寺の修行大師御尊像

5番札所地蔵寺は、広大な敷地の中に見どころがたくさんあるお寺でした。そのぶん滞在時間が長くなり、駐車場に戻った時にはすでに正午過ぎ。6番さんに向かう前に、道中にある食堂で昼食をとることにしました。