【初めてのお遍路 体験記】2日目 4番札所・大日寺

初めてのお遍路2日目は、第4番札所 大日寺からスタートしました。三方を山の緑に囲まれた、風情漂う山寺です。

初めてのお遍路2日目は第4番札所 大日寺から

3番札所・金泉寺から4番札所・大日寺へは、車でおよそ10分ほど。やや起伏の多い山道を通りますが、道幅は広く、きれいに舗装されているので走りやすいです。

4番札所・大日寺へ向かう山道

終盤は上り坂が続き、舗装道路の終点に大日寺の駐車場が見えます。私が到着したのが午前9時すぎ。すでに数台の車があり、すべて徳島県外ナンバーでした。

4番札所・大日寺の駐車場入口

駐車場のあちこちに、何やら立てられています。

「前向き駐車 樹木保護のため ご協力をお願いします」

バック駐車で車を樹木にぶつけてしまう人がいたのでしょうか…。

4番札所・大日寺の駐車場「前向き駐車」

大日寺の鐘楼門は珍しい造り

4番札所・大日寺の鐘楼門

駐車場からほど近い場所に建つ朱塗りの鐘楼門は、1階部分が「角柱」2階部分が「円柱」でできています。このような造りをした山門はとても珍しいそうです。
(ちなみにこの時点で私は、これが鐘楼門だということに気づいていません。くわしいお話は後ほど。)

西国三十三観音菩薩像は修復されたばかり

4番札所・大日寺の西国三十三観音菩薩像

本堂でお参りして大師堂へ向かう回廊には、西国三十三観音菩薩像が安置されています。江戸時代に大阪の信者らが奉納したとされる木造の観音像で、2016年から神戸出身の仏師 立花麟士氏によって修復されました。

西国三十三観音菩薩像の修復をはじめとした『大日寺 平成の大改修』は2015年に発願、およそ5年を経た2019年春にすべての修復が完了しています。

おびんずる様に病気治癒を願う

大師堂でお参りを済ませた後、右手に行くと賓頭盧(びんずる)尊者の像がありました。

4番札所・大日寺のおびんずる様

賓頭盧尊者は「おびんずる様」とも呼ばれ、除病の撫仏(なでぼとけ)として有名なのだそうです。

私は血圧が高めで治療中なので、正常値に回復するようお祈りさせていただきました。

4番札所・大日寺のおびんずる様案内板

おびんずる様の言い伝えやご利益について、丁寧な説明がありました。


ふと、あることに気づきました。

「そういえば、お参りする前に鐘をついてなかったなあ…。」

参拝後に鐘をつくのは縁起が悪いということは知っていました。でも一応、鐘の場所を探してみたのですが、どこにも見当たりません…。御朱印をいただくときに尋ねてみようと、納経所へ向かいました。

納経所で「鐘楼門」について教えていただきました

4番札所・大日寺の納経所

4番札所・大日寺の納経所は、本堂の左手にあります。中に入り、鐘について尋ねました。


「こちらのお寺の鐘はどこにあるんですか?」

納経所の女性
「山門に吊るされた鐘をついてもらってます。」

私の心の中
「そうか、これが鐘楼門というものか!」


「先に手水場でお清めしてから、門に戻って鐘をつくんですか?」

納経所の女性
「いいえ、手口を清める前に鐘をついていいんです。『お参りに来ました』というご挨拶の意味があるんですよ。お参りし終わった後は、鐘はつかないでくださいね。」

4番札所・大日寺の鐘楼門の鐘

とても親切に教えていただきました。
鐘楼門があるお寺では、まず鐘をつく。
勉強になりました。

大日寺でいただいたご朱印と御影が下の写真です。

4番札所 大日寺のご朱印
大日寺のご朱印
大日寺の御影
大日寺の御影
大日寺の納経所には、ドライヤーが2つ置いてありました。おそらくご朱印を乾かすために使うのでしょうが、個人的には自然乾燥がいいですね、大切なものなので。

4番札所・大日寺はこじんまりとしたお寺なので、短時間(20分ほど)で参拝することができました。駐車場に戻ると、県外からの観光バスだけでなく県外ナンバー(しかも東海地方)のタクシーまで駐車していたのにはビックリ。このあと山道を戻り、5番札所・地蔵寺へと向かいました。